ダイナー文化

The Carrie Diariesより、親友たちが集うダイナーのシーン (この番組はSex and the Cityの序章。右手がキャリーの高校時代。残念ながらシーズン2で打ち切りとなった)

The Carrie Diariesより、親友たちが集うダイナーのシーン (この番組はSex and the Cityの序章。右手がキャリーの高校時代。残念ながらシーズン2で打ち切りとなった)

秋冬コレクションのリリースが迫る中、ワンダがウェイトレスとマネージャーを務める「ダイナー」がアメリカ文化においていかなるものか、ということについてちょっとだけお話しします。


記録に残る限りでは、ダイナーが初めてアメリカに登場したのは1872年のこと。アメリカ北東にあるロードアイランドにて、馬車を改造して食べ物を売り始めたウォルター・スコット氏が初とされています。

そ の後、流線型汽車をモチーフにしたシンプルで細長い構造などが流行り、ダイナー経営に必要な構造を既製品として製造する業者なども出てきます。多種多様な 人種が集うアメリカなので、比較的安い価格で幅広いメニューアイテムが楽しめるダイナーの人気が高まるにつれ、席数を確保するために商売が広い建物の中に 移っていきます。(下に見られるような車両型のダイナーの製造は第二次世界大戦勃発初期にほぼ打ち切りになります。)

http://www.mickeysdiningcar.com/

http://www.mickeysdiningcar.com/

1929-1939年の大恐慌の期間にダイナーの製造業とビジネスが他の産業よりも受けた打撃が少なかったのは、レストラン産業に参入したい人にとって は既製品として売られていたダイナーがもっとも少ない資本で始められる商売であったことと、できる限り安く食べたい人に、ちゃんとしたレストランよりも安 いコストで食を提供できたという理由があります。

第二次世界大戦後に経済が回復するにつれ、ダイナーの経営は小規模事業として人気を博し、この時にアメリカ北東から徐々に中部に向かってダイナーが現れ始めます。

https://sheltershelter.wordpress.com/2012/05/23/come-dine-with-me/

https://sheltershelter.wordpress.com/2012/05/23/come-dine-with-me/

アメリカ文化におけるダイナーの特徴は様々ですが、チェーンではない個人経営のダイナーは、古き良き時代を彷彿とさせるような「懐かしさ」「地元感」「安 心」などを感じられる食べ処であると思います。常連の名前や好き嫌いを知り尽くすウェイトレスや経営者、そして顔見知りがいる場所。友達と落ち合ういつも の場所であった り、いつでも帰れる家のような場所。仕事に行く前や帰りに立ち寄り、いつものコーヒーとプレートを味わい、いつもの顔見知りたちと挨拶をする場所。

わたしの近所にあるダイナーでは日曜になると、教会に行った帰りの家族や、早朝の仕事を終えた作業員、家族の日を楽しむ人たちで賑わいます。まるで儀式であるかのように、色々な生活を持つ人々が一堂に会すダイナーは、今も昔も地元民を食でつなぐ貴重な憩いの場です。

 


JARINKO秋冬コレクションのモチーフであるワンダに因んで、アメリカのダイナーでみつけられるモチーフの数々をデザインしました!


ワンダのように、精一杯仕事も生活も手に掛ける女性たちも、楽でありながらもスタイリッシュに着こなせる、秋と冬にぴったりのラインアップ。

 

アメリカのダイナー、それもできる限り小さくて年季が入ってるダイナーに行く機会がある方は、ダイニングルームを飾る色々なアイテムの中に今回のコレクションのモチーフをみつけてくださいね❤️

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去年の今頃、MINAMIと共に秋冬のインスピレーションをもらったCAFE 50'sの写真を添えて。

お楽しみにーー!

 

LOVE🍀
ANNA